遺志の実現を願う方へ
ご自身が亡くなったあとに、遺産をめぐる争いが生じることは不幸なことです。また、事業承継の心配をお持ちの経営者の方は、承継の計画に遺言書を含める必要がある場合があります。きちんとした遺言書をつくり、生前に遺産の行方を決めておくのが、残される方々のための義務といえます。
遺言は、法律で定めた方法に従い、書面でしなければなりません。この方式を欠くとせっかくの遺言が無効となってしまいます。また、遺言執行者として弁護士を指定することによって、安心して遺言の内容の実現を任せることができます。
後世にご自身の意思を実現できるように、きちんとした内容の遺言書を作成しておくことをお勧めします。どうぞ、ご相談下さい。
相続問題でお悩みの方へ
「もっと早く法律で解決できることを知っていればよかった。」は、われわれ弁護士がよく耳にする言葉です。相続問題でお悩みの方は、お早めに弁護士に相談されることをお勧めします。
「身内の問題は身内同士で解決したい。」という姿勢は大切です。このような依頼者の姿勢は、われわれ弁護士も最大限尊重して行動します。しかし、そもそも解決の基準となる法律を知っておかなければ、話し合いが長引いたり、あとになって後悔したりすることがあるのも事実です。
法律は、法定相続分のみならず、遺留分や特別受益といった当事者間の実質的衡平を図る制度を設けています。相続問題の当事者は、こうした法律を十分に知っておくべきです。
話し合いが長引くと、感情が不安定な状態が続き、親族間の関係も悪化してしまいます。場合によっては、弁護士を代理人につけて、感情的になにならずに、自分では言えないことを代弁してもらったり、正当な権利の主張をして、問題解決を図ることができます。
当事務所の相続問題に対する考え方
●依頼者の満足度を高めることが最優先です。
相続事件はそれぞれ個性があり、定型的な処理はできません。弁護士は、遺産の内容について、丹念に資料を読み込み、十分な調査を行うことが必要です。また、遺産分割協議に際しては、依頼者と相手方がともに納得できる方法を依頼者と一緒になって考え、時としてねばり強く交渉することが求められます。 当事務所は、遺産調査や遺産分割協議について豊富な経験を蓄積しており、相続人多数の相続事件も、ねばり強く交渉して、解決に導いております。当事務所においては、全ての依頼者の方が「弁護士に頼んでよかった。」と思っていただけることを最優先と考えます。
●解決の迅速性
遺産や相続人の範囲を調査することや関係者が多数であることなどの理由から、相続問題は解決までに時間がかかるのは事実です。しかし当事務所は、短期解決への熱意、能力、経験に基づくノウハウや適切な手続の選択によって、迅速な解決を図る努力をいたします。
●分かりやすい説明
相続に関する法律問題は時として大変複雑となりますが、当事務所では、依頼者に図表等を用いて分かりやすく説明を行います。また、進行に応じて丁寧なご報告を行う等、依頼者との密接なコミュニケーションを図っております。
●税理士等との連携
相続問題には税務上の知識は欠かせません。当事務所の弁護士は税務問題についても研鑽を積んでいるほか、税理士と密接な連携を図っています。また、登記手続きについては、司法書士と連携しております。
弁護士から一言
相続問題は事案の性質だけではなく処理の仕方によって解決までに長い時間がかかります。しかし当事務所は、解決が困難に見える案件でも迅速に解決できるように、熱意をもって精一杯取り組みます。
遺産分割協議は、相続人全員の合意によって始めて成立します。したがって、全員が納得する分割方法を工夫し考え出さなければなりません。法律で認められた相続分や遺留分といった権利を主張するだけでは、紛争が長期化し、親族間の亀裂を深めるばかりです。関係者の全員が納得できる合理的な解決の方法を提案することも弁護士の役割と考えます。
相続問題でお悩みの方は是非ご相談いただければと存じます。
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